コロナファンヒーターが、E4エラーで点火しなくなったので修理した。
火がついた後もスパーク音が長く続きエラーで止まることから、フレームロッドのシリコン付着と推定。
分解してフレームロッドのシリコンを落とし元に戻すだけだが、分解方法が悪く余計な手間をかけた。
次回の作業を改善すべく反省点をまとめる。
修理したファンヒーターに問題がある場合、最悪火事になる可能性がある。
損害は自己責任なので、潜在的なリスクを十分考慮し、異常時の対応、
消化設備等の準備が必要。
これまで年数もまちまちな複数の機種を修理しているが、一度だけ点火後様子がおかしく、
電源を切り急いで屋外へ運び出した経験あり。
目次
分解のポイント
燃焼部をどう取り出すかがポイントになる。機種は違うが以下の分解動画が参考になる。
今回は燃焼部の取り出し方がわからず、ほとんどバラバラにした。
燃焼部を固定してるネジと、燃焼部下のゴムホース、電磁ポンプにつながっている銅管を外すことで
燃焼部を前に取り出すことができる。
取り出した後は、燃焼部のベース部分が重なっているので、それを剥がすようにすると
上の円筒部分を分離できる。円筒上部のカシメを外す必要はなく、その後の作業がやりやすい。
その他気付いた点として
- ねじが固くて、しっかり押しながら回さないとなめそうなものがあった。
- コネクターには、見づらいがロック式でロックを押しながらじゃないと抜けないものがある。(ファンケーブル)
- ロックがないコネクターでも固くて抜けづらいものがある。
等があった。燃焼部についているセンサーの配線については、基板のコネクター接続部ではなく、 センサーのネジを外したほうがいいかも知れない。
修理のポイント
フレームロッド以外にもいくつかの修理ポイントがある。新たに知った箇所もあるのでまとめる。 以下の動画が参考になった。分解動画としても丁寧でわかりやすい。
フレームロッド
今回のように火がついたあと長くスパーク音が続いて止まる場合、フレームロッドの可能性が高い。 フレームロッドとスパークロッドに付着したシリコンをヤスリで除去する。 今回は#120の布ヤスリを使用。
燃焼網
燃焼状態が良くない場合は、燃焼網を取り出しワイヤーブラシで掃除する。詳細は動画参照。
電磁ポンプ周り
火がつかない、燃焼状態が良くない場合、電磁ポンプの吸い取り口のフィルターと銅管のつまりを掃除する。 詳細は動画参照。
道具
基本(フレームロッドのみ)
- ドライバーセット
- 細いペンチ
- ピンセット
- モンキーレンチ
- スパナセット
- 仕切りケース(分解したネジ整理用)
- ヤスリ
- ホコリ取りはけ、掃除機
- カメラ(分解しながら写真を撮る)
燃焼網も掃除
- ワイヤーブラシ
電磁ポンプ周りも掃除
- 乾いたブラシ(灯油フィルター掃除用)
- 灯油フィルター掃除に使う容器
- 細いブラシ(銅管掃除用)